2017年に「ノアールソフト」より発売されていたゲーム。
年末セールで500円だったので購入。
ただ本当に定価で買うほどのゲームでもないので、買うなら今。
簡易感想にしたのは特異な設定をしつつもそれを十全に表現できているとは言えなかったためです。
あとゲーム全体を通してクオリティの低さを感じるため。
また非常に分類しにくいのですが、
タイトル的に性転換の過程を描く作品を予想できますが、
実態は抜きゲーに近い進行をするものです。
これが個人的に感じる中途半端さの原因。
シナリオが若干雑というのも。
登場キャラクターは特異体質の持ち主で構成されており、
主人公は1年後に男性から女性に変わる状態。
因みにペニスがなくなって胸が大きくなり、膣や子宮も構成されるとしています。
どうなってるのか細かく知りたいところですが、作品的には細けぇこたぁいいんだよの精神です。
その他ヒロインは「万年発情者」と「イくと記憶を消失する者」と「女なのにペニスがついてる者」です。
なのでこの作品のふたなりはヒロインの一人が該当します。
なお(終盤以外)男性主人公の作品でふたなりヒロインであるため、
やることは女装男子にフェラをさせるとかケツを掘るとかです。
タイトルに「私」になるまでと書いてある通り、作品は性転換が完了するまで続きます。
なお主人公が完全に女性になった段階で「主人公にボイスがつきます」
この場合ふたなりキャラのルートに入っていると
ふたなりとセックスする女性主人公というシーンがあります。
※他のキャラの場合はレズセックス
この展開からわかるように、このゲームは本来
「男女が恋仲になってから、女体化しても二人は愛し合っている」という部分が表現されるべきなのですが、
これを抜きゲーばりのエロシーンの連続で表現する上に情緒部分が薄いから展開がすごく唐突なんですよ。
あと女性となってからふたなり化するTSふたなり要素はありませんが、
女性への変化途中で男性のまま胸が大きくなっている形でのふたなり描写はあります。
1ルート限定でかつバッドエンドですけどね。
総じて設定に光るところはあるのですけど、
描写が雑だし抜きゲーとシナリオどちらに集中すればいいかわからないという欠点もあるゲームです。