サークル「コソコソ部屋」さんより2023年09月23日発売の
「魔法戦士ハルティエルR」の感想記事となります。
先に総評だけ書いておくと、
戦闘エロものとして非常に良いけども作品全体で見るなら悩む。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru02.jpg)
ストーリーライン・導入
・一応シリーズものの最新作
・前作魔法戦士ハルティエル2から分岐したifストーリー
・本編自体は前作で完結(してるらしい)
・敵は八つの怪異現象である「八怪」
・新しい敵に対する利害が一致した前作の敵とは共闘する
・商品説明「作中に全作の簡単なあらすじもあるためこちらの作品からでも問題ございません」
・商品画像「アナザーストーリーです。繋がりはありません。」
といった感じですが、ストーリーを20%以上楽しみたいなら前作必須です。
100%ではなく20%です。
私はこれと一緒にハルティエルAの2冊を購入していますが、それでもわかりません。
寧ろハルティエルAよりもコソコソ部屋支援作品まとめ(オリジナル:2018~2021)
(リンク)を買った方が良いのではないかとさえ思う。
※味方キャラの説明だけならpixivにありました。
なぜそうなっているのかを、一番重要な部分なので少し長めに書きます。
まず要点だけでいうと
・確かに「八怪」を倒すということに前作とのストーリーの繋がりはない
・八怪と戦うのは主人公のみ。他のキャラは別の事件の対処をしている
※一部の八怪を倒すのに前作キャラの協力が必要な場合はある
・ただし主要キャラ全員が前作からの続投であり、別で起こっている事件も前作のキャラが起こしたもの
・この事件自体も前作の繋がりはないが、首謀者が前作のキャラであるため全容が掴めない
・前作のあらすじの説明はあるが、キャラ側の説明はほぼない
・それらのことが「前提」で話が進む
つまり「誰が何をやった」はわかるのですが、
「誰がどういう能力者でどういう意図をもって行動しているか」の説明がないので
前作未プレイ者には「こいつ何言ってるの」状態で話が進みます。
まぁシリーズものとして仕方のないものではありますが。
故に少なくともイラスト集は先に見ておいた方が良いかもしれない作品です。
ただ私が一番困ったのは装備品に関するヒントを出すとき、
装備品名ではなくその装備品を「誰から貰ったか」で話をします。
故にヒントが何を指してるのか全くわからないことが多数。
一応プレイしてれば慣れてわかってきますけど。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru04.jpg)
グラフィック面
・グラフィック面に多少の難あり(全体的なタッチはサンプル参照)
・前作から流用しているからか顔グラと立ち絵で整合性の取れてないキャラが居る
・一部のキャラの変身解除状態が非常に分かりにくい
変身解除については立ち絵のないキャラと、イベントスチルで変身解除するラピス。
ラピスは(おまけ用とはいえ)ゲーム中に変身前の説明が多分ない状態、
かつ変身前が黒髪セミロングであるため「誰お前」状態になる。
一応「魔法戦士ハルティエルA【熱湯魔人編】」の一枚目が変身シーンっぽいけど
構図的に衣装を破られて捕らわれている誰かに見える。
特にラピスが「二代目」の冬の魔法戦士であるため。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru05.jpg)
エッチシーンの傾向
まぁそんな話はおいておいて、良い部分の話を。
・エロシーンは基本的にヒロピン
・仲間同士で乳繰り合うとかそういう描写は一切ない(ヒロピン以外がないわけではない)
・エナジードレイン系が多め(特に乳から)
・他にネバネバのトリモチ、丸呑み、スライム、触手に産卵と種類も豊富
ヒロピンとしては本当に多種多様なものが揃っているので、
エネルギーを吸われて弱っていくヒロインとか、
ネバネバで拘束されて犯されるヒロインとか、
常識改変とか奉仕活動とかそういうのが好きであれば間違いなし。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru06.jpg)
戦闘エロ
・単純なターン制ランダム攻撃ではない
・常時必中、状態異常による発生/必中、直前の行動が影響、別の要素が影響
といった多様な発生条件があり相手によって考える必要がある
・HP,Mpのダメージに快感値、状態異常と効果も様々(ソフトリョナもあるよ)
・ファイナルアタックで使用してくる場合もある
と戦闘エロものとしては非常によい作りをしています。
ただ難点として、エロ技はめちゃくちゃ威力が低い。
特にファイナルアタックでも200ぐらいしか食らわないため緊張感がない…。
即死技はあるけども。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru07.jpg)
おまけ要素
おまけ要素も色々あり、おまけボスの討伐からちょっとした後日談、
何より戦闘エロ込みでラピスが使える点が凄いところ。
本編と同じ敵とは戦えませんがラピス専用の敵も豊富。
それ以外にハルティエル側の戦闘エロもかなりの数があります。
本編を4時間でクリアし、おまけの完全クリアまで3時間掛かっているので、
内容的には本編と同じボリュームのおまけが収録されている形ですね。
なお、おまけの方は最強装備所持前提の難易度とのことで、
ハッキリ言って本編よりもガチ目の戦闘が可能です。
それでも敵の弱点を正確に捉えれば問題なく勝てる程度。
あと、おまけになるとメタ発言などなどギャグ要素も出てきます。
またラピスを操作する場合はハルティエルと能力が共有されず、
かつ成長システムも異なるため全く別のゲームをプレイするような感覚になります。
ただ、前作の敵と決着をつけるといった要素もあるため、
本編以上に前作プレイ前提な部分もあります。
まぁおまけですし。
![【戦闘エロ】魔法戦士ハルティエルR 感想レビュー](/img/Over/2023/2309_haru09.jpg)
まとめ:戦闘エロものとしてオススメ
ゲームとしては多種多様の戦闘エロを楽しむことができ、
エッチシーンもヒロピンオンリーであるため「変身ヒロインの戦闘エロ」が好きなら間違いない作品です。
しかして、私は前作未プレイでも(一応)楽しむことはできましたが、
ほぼすべての要素がシリーズもの前提な作りになっているため、
本当の意味で楽しみたいならシリーズを追いかける必要はあります。