先に総評を書いておきます。
本作は大変面白いゲームです。エロいかはさておき。
ただし「マインスイーパー」をやりたくて購入するゲームではありません。
なぜならマインスイーパーにあるパズル要素の(最終的な)存在意義は薄く、
緊張感はほぼないからです。
マインスイーパーをやりたいならこちらをオススメ。
【疑似ふたなり】マインドスイーパー ~絶体凌域侵犯~ 感想レビュー
ゲーム概要
本作はマインスイーパーの要素を取り入れた「RPG」です。
パズルではありません。
マインスイーパーがどう関わってくるかと言うと
・敵、または危険の回避
・敵への先制攻撃
・敵からの奇襲攻撃
主にこの3つ。
例えばステージのクリア条件は出口を見つけ出すことです。
その間に敵と戦闘する必要はありません。
故にこのような状態になってもクリアできます。
敵を倒す利点は
・お金の入手
・経験値の取得
の2点がありますが、どちらも
必須ではありません。
経験値の入手は「貯まったらアイテムが一個もらえる」システムだからです。
お金もマップに存在する自動販売機でアイテムを購入するためだけにあります。
よってマインスイーパーのように
爆弾(敵)をすべて回避して出口を目指すという遊び方も十分可能です。
別途実績とスキルツリーがあります。
実績は文字通りの取得方法ですが、
スキルツリーはプレイヤーのレベルアップではなく
各マップで取得できる星の数によります。
この星の入手方法がマップ内すべての宝箱を開けることだったり、
特定の敵を倒すことだったりするため、
最短で出口を目指すだけでは駄目だったり
マインスイーパーでいう爆弾を自分で踏みに行く必要があったりするわけです。
RPG要素
そこで登場しますはRPG要素。
マインスイーパーでいう爆弾は、本作では「敵」になります。
RPGの敵なので
・HPがあったり、
・シールドがあったり、
・反撃してきたり、
・
こちらの攻撃を回避したり
するわけです。
そう、回避するのです。
故に装備が整ってないと戦闘がわりと運ゲーだったりする。
して、マインスイーパー要素により、隣接するマスに隠れている敵の数が把握できます。
敵のいるマスを開いてしまうと敵からの奇襲。
敵のいるマスを囲うように開くと敵の位置を特定、
この状態だと敵に先制攻撃ができるようになります。
ただし敵がシールドを持っていると、こちらの攻撃力がどれだけ高かろうが必ず反撃を受けます。
と考えると、敵を全部無視できるなら無視した方がいいような気もする。
※2回攻撃ができるようになると反撃を受けずに倒せます
とはいえ、作者さんがわざとそういうバランスにしているのかはわからないのですが
本作はとても簡単に「ぶっ壊れ性能」の組み合わせを作成できます。
・例えば常時HPの回復するゾンビプレイ
・例えば敵の攻撃を無効化し続ける組み合わせ
・例えば爆発的な攻撃力で奇襲されようが関係ない脳筋ビルド
これが最初に書いた「マインスイーパーをやりたくて買うものじゃない」の理由です。
実際単純に星を取得しつつクリアするだけなら壊れ性能で総当たりが一番楽だったりします。
しかしその装備の組み合わせを考えるのは楽しいですし、
誰でもプレイできる環境というのはそれだけでプラスになるものです。
かつマインスイーパーをやろうと思えばできますし、
やらなければならないモードも搭載されています。
※マインスイーパー並みの緊張感はありませんが
エッチな要素
エッチな要素は
・失敗時のゲームオーバーイベント
・とある場所でのリラクゼーション
・一部エンディング
・立ち絵変化
の4種。
ただしイベントシーンの内容としてはちょっと薄め。
イラストは良い。
立ち絵エロ
個人的本命。
先に戦闘エロかどうかという判断は
「エロが直接ゲームオーバーに繋がらない」ので戦闘エロではないです。
というより攻撃そのものにはエッチな要素は(ほぼ)ないです。
あくまで状態異常になった場合の立ち絵変化。
変化部位と種類は豊富にあり、変化するのは
・表情
・衣装の破損
・拘束具
・触手スーツ
・頭部装着物
・バイブや寄生生物など
・ボテ腹
・落とし穴
などなど。
立ち絵ギャラリーもありますのでこの手が好きな人にはうってつけ。
…………。ただ最初から立ち絵は全開放されてるのが残念といえば残念。
あとあくまで立ち絵が変化するだけなので、
そこから発展するエロ要素などはないです。
このためゲーム全体のエッチな要素はちょっと薄味。
まとめ
本作の特徴は「マインスイーパーの要素」を含んだRPGであること。
ただし書いてきたように、マインスイーパーにある緊張感やパズルを求めるなら
このゲームは恐らく合いません。
あくまでマインスイーパーの要素を持っているRPG。