ふたなりと戦闘エロが好きだから

主に同人ゲームのふたなりと戦闘エロに関する感想/レビューを書いています。

【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

先日購入したこちら、
アダルトゲーム界の変身ヒロインものの大御所「Triangle」発売の
「魔法戦士エメロードナイツ 絆を紡ぐ女神たち」

なんで今さら? と,その理由は凄く単純、

最近のTriangle作品で最もふたなりが多かったから

というわけで記事としてもふたなりのみ全力紹介しようかと思っていたのですが、
今回のバディ役であるエメロードミスティの設定がシリーズとしてはかなり異例であり、
シナリオの展開からふたなりの流れが結構気に入ったので、初回はそちらのみで記事とします。

因みに作品全体のふたなりシーンで竿役になってることが一番多いのもミスティです。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

御白 晴香/エメロードフィーネ



本作では主人公といえる立ち位置の人物。
物語開始以前より既に変身能力を持っており、戦闘もこなしている状態。

物語開始後に巻き込まれたり授けたりされない変身能力者というのもまた珍しいところ。
ただ父親が魔法の研究者だったため、その遺産で変身能力を得た形。
故に魔法戦士と全くの無関係というわけでもないです。

性格はかなり正義感が強く、困ってる人を放って置けないお人好し。
魔法戦士としても、敗北してつらい状態であっても力があるのに戦わないのは駄目だと奮起するタイプ。


因みに以降も主人公として扱いますが、作品としての主人公は魔法戦士の敵対者の男です。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

黒宇 霞



本作バディ役。
そしてバディ役としては(世界観を共有している魔法戦士シリーズとしては初の)
物語開始時点で主人公と一切接点を持っていない人物。

同じ組織に所属している研究者とか面識は殆どないものの同級生がいた中での
全く一切無関係のキャラクター。

一応「転校」してくることで同級生にはなりますが、その転校動機がそもそもデタラメ。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

黒宇 霞の立ち位置



このキャラクター、物語開始時点では主人公の(一応)敵対者なのです。
正確には敵対してるわけではないものの悪さをしている組織(の協力者)からの諜報員というややこしい立ち位置。
しかも霞に命令を出しているのが「晴香の上官」という二重のややこしさもあります。

更にこの時点で一切の変身能力を持っていないため、
変身ヒロインものの作品にて「変身能力を持たない敵役」という
作品ジャンルとしてもそこそこ珍しいキャラ設定になっています。

こういった立ち位置だと「正義の心に目覚める悪役」とか
「敵対していた魔法戦士の寝返り」とかがよくあるパターンですが
黒宇 霞に関してはエメロードミスティに変身することが確定している中で、
どうやって変身能力を得て主人公と肩を並べられる存在になるかがストーリーの肝になってきます。

因みに最序盤はかなりポンコツ気味の描かれ方をしていますが、
キャラ設定が固まってないかいつも通りのシナリオ運びをしようとした名残っぽく、
最序盤をすぎればそんな雰囲気は一切なくなります。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

黒宇 霞の過去



更にキャラ設定を深くするのは彼女の過去。
なぜ諜報員などをしているかという部分。

まず両親ですが、共にかなりの駄目親です。
そして霞にはある素質があったため、ある研究機関からのスカウトを受けます。

そんな話が出てきたため、両親は喜んで娘を研究機関に「売ります」

この研究というのが人工的に魔法戦士への変身能力を開発するもの。
霞は元から魔法を扱う素質があったために魔法戦士の実験対象として扱われ、ずっと訓練をしていました。

しかし結局のところ、霞や他の被験者も魔法戦士になることはできず、
研究機関は凍結されてしまいます。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

しかし両親に売られた娘は研究機関がなくなったからとて帰る場所はなく、
諜報員として徴用される以外に道はなかったのです。

そんな設定もあり、霞の序盤のエッチシーンは上官からのお仕置きが主です。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

憧れの魔法戦士



霞の諜報活動とはつまり、御白 晴香/エメロードフィーネの身辺を探り、
この変身能力の真相を掴むことです。
それ故に自分を隠し「御白 晴香の友人」を演じなければなりません。

しかし辛い過去を持つ霞にとって魔法戦士とは憧れの存在です。
自分がなりたくてなれなかったもの。
ならなければならなかったのに、なれなかったもの。

そんな魔法戦士であり、元来の性格から常に護るべき人の前に立ち続ける晴香は
自分がなりたかった理想の姿そのものなのです。

そういった経緯もあり、霞は徐々に任務よりも晴香のことを優先するようになります。


個人的な感想ですが、魔法戦士シリーズのシナリオとしてはこの辺りが物凄く丁寧に描写されています。

ともすればこういったキャラは、描かれ方によってはチョロイン化し易いものですが、
霞はその傾向が殆ど見られません。

諜報活動と晴香を案じる心との板挟み、
そして魔法戦士として戦う晴香に抱く憧れ。

魔法戦士の失敗作という設定から物語の組み立てがとても良くできています。
………。まぁ霞以外はいつものやつなのですけど。

そして何より意外なのは、この時点で霞がエメロードミスティに変身する道筋が全く見えないことです。
「変身する方法」自体は描写があるのですが、どうして変身者になるのかがわからないのです。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

憧れだった自分



そんな折、病院が魔物に襲撃されます。
霞は大切な人たち(一般人)を護るために生身で囮になり、重傷を負います。
もう助からない傷を負ったあと『戦闘をしていた魔法戦士たちの前に』フラッと現れます。

なんで死にそうな身体を推してまで魔法戦士たちの前に現れたんだ、という展開ですが理由は至極単純。
自分が敵側の諜報員だったことを明かすためです。

自分がなりたかった魔法戦士と同じように人々を助けることができた。
その過程で助からない傷を負った。
後悔はない。
あるとすれば、自分が死ねばお人好しの晴香は悲しむだろう。

だから「敵である自分が死んだところで悲しむ必要はない」と伝えるためだけに
傷だらけの身体にムチを打って魔物跋扈する病院を移動してきたのです。


さて、王道魔法少女ものだとここで不思議なことでも起こってエメロードミスティが誕生します。
が、この作品はそんな都合のいいことは起きません。

このままでは霞は誰にも助けられずに死亡します。
ただ、霞が魔法戦士に変身できれば、ひょっとしたら助かるかもしれない。

しかしエメロードナイツに変身するためには、一つ、
晴香の持つエメロードナイツ用の情報集積回路みたいなものが必要です。

ただこれは晴香専用で、誰でも利用できるものではありません。
ではどうするか。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

正解は、敵が用意していた「対魔法戦士用の変容装置」を使って
その情報集積回路を霞に同調させることです。

魔法戦士を誕生させるのに敵の力を借りるという展開。
しかも息絶えそうな少女を前に、敵の協力であっても縋りたいという状態。

なかなか熱い展開です。

加えて実は情報集積回路が同調したからといって魔法戦士に変身するとは限らなかったのです。
元が対魔法戦士用であるため、本来なら魔法戦士の敵が産まれたはずなのです。

しかし霞の魔法戦士になりたいという強い思いが作用したことで正義側に変身できたのです。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

黒宇 霞/エメロードミスティ



これだけのストリー展開をして、霞はようやくエメロードミスティに変身します。

魔法戦士シリーズって正義の魔法戦士が悪に凌辱されるのを楽しむヌキゲーなのですが、
本ゲームは中盤まで完全に「黒宇 霞が過去を乗り越え魔法戦士に変身する物語」をやってます。

そう、この展開は中盤なのです。
ここまで結構長いです。
しかし長い時間をかけただけの良い展開になっています。

ただその反動か、これより後が割りと雑になります。
作品としての主人公がエメロードナイツを凌辱するいつもの魔法戦士ものに早変わり。
日常描写も特になく、高速で話が進むのでいつもより巻きです。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

霞と晴香の関係



こんな展開をしているので、霞は晴香のことが(ラヴよりライクで)かなり好きです。
とはいえ日常描写がなくなるのであまり触れられていませんけど。

能力の相性もあり、二人が組んで出撃することも多め。



さて、長々とやってまいりましたが本題です。

何回目かの出動にて、ミスティはフィーネを庇って攻撃を受けます。
これがフィーネをふたなり化させるために放ったもの。

故に庇ったミスティの方がふたなり化してしまいます。
ではどうするか。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

霞のふたなり化



春香に手コキで抜いてもらいます。
この時の「大好きな人に卑猥なことをさせてしまっている」感の描写が凄く良いです。

また先述したように、この時点で霞の感情はラヴよりライクです。
しかしふたなり処理を経たことでラヴの感情が強くなり始めます。

処理が終わってふたなりが消えた後もそのままレズシーンに突入するぐらいには。

女の子の好き同士がより深い関係をもつためのふたなりセックスというのもありますが、
これはふたなりがあったからこそより関係が深まるパターンですね。


【ふたなり】魔法戦士エメロードナイツ バディがふたなりになるまで

かなり長くなりましたが、何が言いたいかというと
ふたなりシーンまでの二人の関係を深く理解することでただの手コキシーンが何倍も魅力的になる。

そういうふたなりシーンが見たい方は最初からプレイしてみましょう。

因みにこの直後にルート分岐するので、この後の関係はルートによって異なります。



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