こだわってるここがいい

ゲーム、玩具、映像などジャンル問わずふと気になったものの『ここいいなぁ』というのを書いています。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

  • No.191 2022/03/13 11:24:33
  • Category:
  • その他
【その他】アサツグトリ 第1章感想

さて2021年11月25日に日本一ソフトウェアから発売されていたこちらのゲーム。
広告見て気になってはいたのですが、メガトン級ムサシとモロに被っていたので一旦後回しにしていたところ。

ビッグオーも一段落したので、
久しぶりに何かゲームをしようと思ってそういえばこれがあったなと。

以下第1章部分のプレイ感想。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

閉鎖空間の少女たち



ある日、気づくと何らかの施設に閉じ込められていた8人の少女たち。
知り合いは誰一人いない状態で共同生活を余儀なくされる。

しかも解放される条件は生き残った最後の一人になることだという。
そんなことを言われたら疑心暗鬼の始まり。

脱出するためには生き残るしかない。
ならば相手を蹴落としていくのもまた脱出方法。

さぁコロシアイの始まりだ。
とならないのがこの作品。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

Not デスゲーム



いくら脱出方法が生き残ることとはいえ、コロシアイをするのは馬鹿らしい。
※これには死へのトラウマ持ちである主人公が発作を起こして倒れたため、
取り敢えず死にまつわる話をするのは避けようとなったのもあります。

コロシアイをする前に他の脱出方法がないか調べてみるのも大事。
前科持ちになったところで良いことはない。

と、できるだけ互いを刺激しないように生活していこうとするわけですが、
閉鎖空間で訳も分からず閉じ込められている状態。
当然ストレスは溜まり、やがてギスギスした関係に変わっていきます。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

最初の犠牲者



そこでもう我慢ならんと、
誘拐犯側が用意していた自殺方法を『ただの脅しだろう』と思って実践した者が一人。

そして脅しでもなんでもなく、本当にその子は死んでしまう。
なんでこんなことになるのだろう。
ただ普通に生きてきただけなのに閉じ込められてコロシアイを誘発させられ、
それに抗っていたとしても誰かが死んでしまう。

もう嫌だ、過去に戻りたい。やり直したい。
そう願いながら色々あった結果。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

超能力の発現



主人公は24時間だけ戻れる時間遡行能力を手に入れましたとさ。

されとて自分がトラウマを負ってしまった日にも、
誘拐された日にも遡ることはできない。

できるのはほんのちょっと前の出来事を変えるだけ。
しかしこのちょっとが、閉鎖空間で8人の女の子が次々と死んでいくような現実を変えられる。

じゃぁ自分はこの力をどう使うべきか。
と考えた主人公は、時間遡行能力を使って全員が生き残れる道を模索することに。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

殺人事件は起こる



しかし事件は起きてしまう。
誰かが殺されてしまった。
状況的に事故ではないことがわかってしまっている。

ならこれから自分達の周りで起こるのは疑心暗鬼のギスギスと次なる殺人。
一人ひとりと減っていき、最後の一人だけが脱出できる未来。

そんなのは駄目だ。
誰も死なせはしない。

主人公はそう決意し、時間遡行能力を使って事件の真相を確かめることに。

なのでこのゲーム、題材的には凄くデスゲームやりそうな雰囲気がありますが、
主人公のやるべきことは全くの逆です。

登場人物が減っていく緊張感を楽しむものではなく、
どうやったら全員が無事生き残れるかを考えていく作品です。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

『ただの素人』による推理モノ



個人的にこのゲームを評価するなら『素人による推理モノ』です。
※ライターが素人なのではなく登場人物が素人だということ。

世にたくさんの推理モノがあるわけですが、
それらの登場人物は元々探偵だったり何らかの経験者や血筋だったりするわけです。

しかし本作の主人公はそういったモノと無縁の少女です。
ミステリー小説を読んでいたわけでも、推理ドラマを見ていたわけでもなく、
ただの有り触れた中学2年生です。

そんな人物がとんでもないひらめきをしたり、
超人的な身体能力で事件を解決できるわけがありません。
(超能力はありますけど)

この表現は序盤で特に多く、
プレイヤー目線で『そんな理屈が通るわけ無いだろ』と感じる部分は尽く失敗します。

例えば最初の事件の解決方法が被害者にずっと張り付いてることだったり、
事件現場に行かせなければ大丈夫、という考えだったりします。

しかしこの方法では犯行動機がわかりません。
何故事件が起きたのかがわからない以上、別の方法で必ず事件は起きてしまうのです。

そこに思い至るまで結構ループします。
故にこのゲームの5日目というやつは結構長いです。
主人公の時間感覚では最低でも3日以上は5日目をやります。

メタな発現をしますが
『所詮日本一のゲーム』なんて先入観を持ってる場合は多分ここらでやめます。
最後までプレイしないと子供の浅はかな考えによる無理やりな事件解決にしか見えませんからね。

まぁ別に『所詮日本一』な部分は勿論ありますけど。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

何回でも確認できる状況だけが頼り



故にこのゲームのメインは、
ループして事件発生までを再確認し、矛盾点を一つ一つ潰していくことです。

得られた情報を一つ一つ繋げていき、誰がこの時間に犯行に及べたか、
どの時間に戻れば事件を防ぐことができるのかを検証していきます。

ただ公式ページでは主人公の時間遡行能力だけを取り上げているのですが、
登場人物全員が超能力を得るに至ります。

第1章の犯人も超能力を使って犯行に及んでいます。
故に現実的なミステリーとはまた毛色が異なります。

推理の中には相手の能力がどんなものかを突き止めるものも含まれます。
※能力は動機に関係しただけで犯行に使われない場合もありますが。

【その他】アサツグトリ 第1章感想

起きてしまった現実に抗う物語



先述した通り主人公は完全な素人です。
故に冴えた知恵も無ければ、名探偵のような行動力もありません。

時間遡行なんていう推理モノとしてご法度とも言える能力を得た主人公が
今ある情報を何とかまとめて起きてしまった現実に抗う物語です。