こだわってるここがいい

巷で大人気のバニーガーデンのクリア感想を書いていきます。
かなり素直に書きます。

前半はゲームとしてどうか。
後半はバカゲーとしてどうか。

---

ゲームの目的

さてこのゲーム、公式のジャンルに「心が清らかなお紳士様向けの恋愛ADV」と書いてある通り「恋愛ADVゲーム」です。
このためゲームの目的もバニーガーデンに行くことではなく、
「バニーガーデンに行って女の子を攻略すること」です。

この点を指摘しているのはお酒を頼むことの意味とか
何をプレゼントすればよいかという点が変わるためです。

---

ゲームシステム

主人公は毎週バニーガーデンに足を運んで女の子と親密になっていきます。
その方法がお酒を注文したり、キャストのお酒を注文したり、
食事をしたり、プレゼントをあげたり、アフターに誘ったりゲームをしたり。

これらの行動はすべて好感度を上げるためのファクターです。

先に書いた「バニーガーデンに行くことが目的ではない」ですが、
バニーガーデンに行くことが目的ならプレイヤーは自分を基準にして行動できます。

---

例えばキャストの一人に日本酒が好きなキャラがいます。
キャストのお酒に日本酒を選択した場合は好感度に影響しますが、
自分のお酒に日本酒を選んでも殆ど意味がありません。

これが現実のキャバクラ等を意識しているなら、
客が注文した酒に対して自分もそれが好きだと言ったりして会話を広げることができます。
繰り返し注文することでそのことに言及してくれるとかもあります。

このゲームにはそういうのがないので、
自分のお酒は基本的に「高いものを頼めば高感度が上がる」程度のものでしかありません。
つまりただの好感度アップ選択肢。

よって本ゲームには「自由度」というものは殆どありません。
ガールズバーに行って好きな酒を注文してまったりしたいとか、
キャストとおしゃべりしてリラックスしたいとかそういう目的のために使うものではありません。

まぁ「キャストとおしゃべり」は意中の相手であれば効果はありますが。

---

気になった点

あと個人的に気になったのはキャストの対応。
バニーガーデンはあくまでキャストと一緒に楽しくお酒を飲む場所のはずです。
最初に花奈がそう言っています。

ただキャストとの好感度が上がると店内で思いっきり惚気だします。
他の客がいるのに「キミのことが大好きだよ」とか平気で言います。

そんなことを他の客に聞こえるように発言していたら
店の人気自体が下がって売り上げも落ちると思うのですけどね。

まぁ9月30日に必ず閉店しますが。

以上のように本ゲームはごく普通のADVゲームです。
普通と異なるのは攻略対象が全員20歳以上であること。
主人公もおそらく20代後半であることだけです。

それ以外は好感度アップの選択肢を繰り返し選んでいく「繰り返し型ADVゲーム」です。
その点が作業に感じるならあまりオススメできません。

---

一方バカゲーとして

最高

---

まずはやはりこの御時世でよくこの手のゲームを出してくれると。

普通にガールズバー+キャバクラっぽいのをやるだけでなく、
パンツを変えるとか、パンツを覗けるとか、パンスト履かせるとか、
ASMRで際どい声を出させるとか、酔って暴走するとか、
胸をやたら強調するとか、ツイスターゲームとかチェキとか。

とにかく紳士的な要素が盛り沢山。

---

それを彩るキャラモデルも素晴らしいの一言。
ノゾムキミノミライからの進化っぷりが凄まじい。

破綻もなく、拡大されても粗もなく。
しっかり可愛いモデルとして作られています。

欠点があるとすれば、全員代わり映えのしない巨乳なぐらいか。
これは恐らく胸周りのモーションを個別に用意するのが大変だから。

つまり次回作があれば貧乳キャラが登場するかもしれないということよ。

---

他にもそんな美少女キャラに「貢ぐ」というシステムが紳士諸兄にマッチしたのか
世間でも色々タガの外れたかをお見受けします。

いやまぁこういうゲームにしては珍しくお金が足りない場合はいくらでも借金できるし、
借金し続けるとマグロ漁に駆り出されるなんてバッドエンドがあるのが受けたのでしょうか。

お陰で発売当時は800万ぐらい借金してるスクショをよく見ましたが。

なお借金は一切することなくクリア可能です。

---

総評

ゲームシステム自体は普通の選択肢繰り返し型のADVゲーム。
対してシナリオや選択肢は紳士向けで至るところに散りばめられている阿呆な要素。

これらが合体することで紳士淑女向けのバカゲーとしてしっかり完成されています。
エロバカな恋愛ADVをやりたいならオススメ。

• HOME
• 【超操縦メカMG】バネ人形スプリンガ系操縦方法

---