![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai01.jpg)
今回はサークル「55%」さん制作の「全自動機械調教プログラム2」について。
3D動画作品であり、高クオリティな3Dグラフィックはそれだけで十分に良いものです。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai02.jpg)
動画作品として珍しいシチュエーション
商品説明にて「ダブルヒロインねっとり機械姦」と謳っている通り、
作品の傾向として激しい拷問じみたシチュエーションではなく、
静かにゆっくり堕としていく過程を楽しむような作品です。
つまり上記シーンにように、ヒロインを二人連結させて何もせずに放置。
膣に挿入された器具により何もされなくても感情が昂ってしまう。
その様を複数のカメラから眺めるような形です。
こういったシチュエーションが好きな方にオススメ。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai03.jpg)
高クオリティ3Dグラフィック
3D動画作品の評価点とはやはり3Dモデルの出来栄えですが、
その点においてこの作品は何一つ問題のない完成度です。
人間としての破綻はなく、
ラバースーツの張り、質感とも実物のような再現度を持ち、
光の当たり方も光源に合わせて常に変化し、
ラバースーツのテカり具合を存分に演出してくれます。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai04.jpg)
シチュエーションの合致があれば
書いてきたとおり、3Dモデルの見た目と他にあまり存在しないシチュエーションは
それだけで作品としての完成度を上げています。
ことサンプルで視聴できる3Dモデルにエロスを感じるのであれば、
購入しても全く問題はないと思われます。
「見た目」に関してはとても信頼できる作品です。
そしてここから私自身の個人的な感想を書いていきます。
何故こういう形で分けたかというと、クオリティの高い動画作品でありながら、
果たしてこれが動画作品である必要性があるのか疑問だからです。
先に断っておきますが、先述した内容において
動画作品自体のクオリティは非常に高いものです。
故に自分もこれを「3DCGイラスト集」として見る場合、
ボイスの有無と値段は外して考え満点以上の出来栄えと言えます。
では動画作品として何が問題か。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai05.jpg)
問題点1.これは本当に「ねっとり」機械姦か
商品説明で「ねっとり機械姦」と謳っていますが、
自分の観点から見るとねっとり感は非常に薄いです。
ねっとり感で言えば最初の連結放置が一番ねっとりしています。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai06.jpg)
なぜそう感じるかに置いて、例として上記拘束強制ピストンマシーン。
動画での名称は「尻土下座ロボ」となっており、つまり女の子に無理やり土下座させて犯す状態とのこと。
流れとして、最初に台座に固定された女の子を2分間、多様に視点変更しつつ眺めます。
この辺りはねっとりしています。
次にディルドが挿入されるわけですが、この動きがかなり普通です。
女の子の膣内を抉るように複雑な動きをするでもなく、
ピストンスピードを断続的に変化させて弄ぶでもなく、
等速運動を延々と行うだけです。
つまり動画としてみると、同じ場面を視点を変えつつループ再生しているだけになります。
最終的にピストンのスピードを上げ、女の子は絶頂し潮を吹きます。
ただ潮を吹いたらピストンは終了します。
いや、終了するの? と。
これじゃぁ単に女の子を固定してディルドで潮を吹かせただけでは?
例えば潮を吹いてもピストンは一切停止せず、女の子がぐったりしてもやり続ける。
こうした方が「ねっとり」しているのでは?
という疑問がわきます。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai07.jpg)
問題2.場面転換はフェードアウト
これは私が一番気になっていた媚薬風呂っぽいシチュエーション。
このシーンも媚薬風呂に浸され身体が火照って仕方がないであろう女の子を
多様な視点から眺めるようになっています。
そして場面として2つあり、最初は胸元まで浸かった状態、次に首まで浸かった状態です。
問題はこの2つのシーン、フェードアウト、フェードインで場面が転換します。
お湯が徐々に満たされていき、時間が経つにつれて女の子の様子が変わっていくような描写もありません。
身じろぎ程度はしますが、同じ水位、同じ体勢のまま多様な視点から女の子を眺めるだけです。
そしてこのシーンに至っては絶頂などの「終わり」がありません。
例えば媚薬風呂に入れられて感度がどんどん上昇し、
最終的に意識が朦朧となり、徐々に身体がずり落ちていき、気絶して溺れてしまう。
などといった場面としての工夫はなく、本当に浸かっているだけで終わります。
勿論徐々に媚薬が回っているような喘ぎ声はありますが、
視覚的分野においてその再現度はかなり低いです。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai08.jpg)
ひと続きの動画というよりシーン集
総じて自分がこの作品に抱いた印象は、30分の動画作品ではなくシーン集です。
そう感じる一番の原因がフェードイン、フェードアウトで場面が繋がれていることのように思います。
例えば作者の意図として、
「場面1から場面2は長時間経過している」としてフェードを使うのは手法としてわかります。
ただそうであるならば、視覚的にもっと時間経過がわかりやすくするべきではないかとも思うところ。
現時点での動画作品としてみると、どうしてもこれをひと繋ぎの動画にする必要性を感じません。
これなら動画を細切れにしてシーン集としてブラウザなどを使って閲覧できるようにする。
またはPC環境にも左右されますが、
シーン再生機能として、視点は360度自由に変更できる、とかにした方が良いのではないか、と。
![【3D】全自動機械調教プログラム2 感想](/img/Over/old/2010-kikai09.jpg)
グラフィック面は至高
自分の感想をまとめるなら、
・グラフィックの質は高く、見た目と音声が気に入れば十分使える
・反面動画作品としての必要性は全然感じない
という反する意見が戦っています。
見た目は本当にこの上なくいいんですよ?
ただねっとり度もそんなに感じないのですけど。
だから、動画作品というものに何を期待するかによって評価は分かれると思います。