![【その他】Demons Roots エロシーン 感想](/img/Over/2021/2112_demons01.jpg)
さて、先日「深爪貴族」さんより発売されて大人気のこちらの作品「Demons Roots」
殆どの感想サイトさんでも「名作」と謳われています。
実際その通り、プレイした身からしても名作です。
ただそんな名作を今更「名作です」と感想を書いても本当に今更です。
というわけで、今回は私がこのゲームを購入した動機とエロシーン全般の感想です。
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作品概要
本作の基本システムは何の変哲もないRPGです。
遊びやすさとか難易度的なものの評価はさておき、
これを名作たらしめているのはシナリオとボリュームだと思います。
ストーリーとしては虐げられてきた者たちの物語です。
主人公は1000年前に人間たちに敗北し地底に逃げるしかなかった魔族の一人。
「帝国」が組み立てた奴隷制度により、世界中に奴隷が満ちている世界。
仲間となるキャラクターは奴隷や常識を歪められて育てられた子供たち。
そんな少女達が今まで何をして、
どんな思いで魔族の仲間となり、
どんな未来を築いていきたいか。
その過程でどんな困難があり、
何を選び、何を許し、何を無くし、何を得るか。
こういった内容を丁寧に、時には全く予想できなかった展開を交え、
更に最序盤に這った伏線が終盤直前の大どんでん返しで披露されるなど、
とにかくストーリー面で魅力的な部分が多い作品です。
因みに作品としてはサークル前作の「
King Exit」と同じ世界の物語であり、
King Exitの10年前にこんな話がありました。
といった関連性になっています。
しかしあくまで「10年前に正史通りの出来事が起こっていたらKing Exitに繋がる」内容になっており、
DemonsRootsの選択肢によってKing Exitへと繋がらない物語へ分岐します。
※正史エンドでKing Exitへ繋がるようになりますが、正史エンドは作品の中盤も中盤です。
また前作のキャラクターががっつり作品に関わるわけではないので、
前作を未プレイでも全く問題ありません。
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BADENDモード
で、自分がこの作品を購入した最大の理由が「BADENDモード」に興味を持ったから。
変態的な格好をさせられた少女達の立ち絵が並ぶ戦闘シーン。
戦闘エロ好きとしてはこういう戦闘レイアウトは大好きです。
して、感想記事としても当初はBADENDモードのみを戦闘エロタグで掲載しようとしていました。
BADENDモードも味方を揃えて十全な状態で楽しもうと思っていたのですが、
ぶっちゃけ味方を揃えるまでのプレイ時間が非常に長く、
その過程でメインストーリーにハマってしまったといったところ。
因みに味方を揃えるまでにかかる時間はノーマルモードだと20~30時間ぐらいです。
簡単モードでも16時間ぐらいはかかります。
私はBADENDモードの難易度が下がったら興醒めなのでノーマルモードでやっていましたが、
モードの仕様上簡単モードでも「クソゲー(商品説明談)」にはなるようです。
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さて、ではBADENDモードの舞台とは何か。
先述の通り、作品世界には奴隷がたくさんいます。
そして奴隷が帝国に逆らった場合、奴隷よりも更に酷い仕打ちを受ける「奴隷収容所」へと送られます。
BADENDモードとは「奴隷収容所」に収監されてしまった主人公達の物語です。
そこでは人間らしい扱いなどされず、衣服は剥がされ拘束具の装着は当たり前。
烙印を押され、パーティは全員囚人ナンバーで呼ばれます。
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そして奴隷収容所の奥にはダンジョンがあり、ここの最奥まで辿り着けた場合は釈放されるかもしれないと言われています。
しかして人間扱いされない者達の挑むダンジョンなど、人間がプレイできるものではありません。
ヒントなし、バランスは崩壊、
内容はパズル的な部分もありますが、運が絡むので正確な解など存在しません。
失敗すれば更に酷いエンディングが待っています。
傍から見ればただのクソゲー。
けれどもクソゲーに挑むのが「女としての尊厳を踏みにじられた少女達」であり、
そんな少女達のあられもない立ち絵が並ぶ戦闘シーンとくれば興奮もするものです。
あとエロいお題をこなすことでほんの少しだけの施しを受けることもできます。
そういった「人間向けではないエロ要素」がふんだんに込められた場所、それがBADENDモードです。
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作品内におけるエッチイベントの比率
実のところ、このBADENDモードは本作の「エロゲー」部分の4割を締めます。
それ以外のエロはメインシナリオ進行中に発生するイベントエロが1割。
残りの5割は後に紹介するドレミファッキングダムに集約されています。
つまりこのゲーム、メインストーリーを進めるだけならエロ要素を見ることは殆どありません。
というかエロ排除用のオプションまでついています。
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イベントエロ
イベントエロはだいたい「現在のメインヒロイン」が今までどんな仕打ちを受けてきたか、
そしてこれからどうなるかに当てられています。
ただダイアナだけ特別で、アメリカから異世界召喚された彼女には過去に纏わるエロイベントがありません。
その代わり召喚直後のエロシーンがピッチリスーツを着用して洗脳催眠されるシーンです。
ここだけゲームの色がかなり変わります。でもそれがいい。
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ドレミファッキングダム
そして本作の「エロゲー」の大部分を締めるのがこちら。
エッチ方面のテーマパーク「ドレミファッキングダム」
主人公パーティ一向に変態的な服を着せ、パーク内で娼婦紛いの行動に励む場所。
仕組みとしてはガチャであり、ゲーム内アイテムを使用してレアリティに分けれたエッチシーンを見る形。
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レアリティの高い方が報酬もよく、
得られるパーク用コインでゲームを有利にすすめる情報を購入する形。
ただ情報はあくまで寄り道に使うものなので、
初来訪時に説明されますが「一切立ち寄らなくてもクリア可能」
つまりこのゲームのエロゲー要素の大部分を無視可能ということ。
因みにこんなことを書かれているのでメインシナリオに絡んでこないのかと思いきや、
重要なところでめっちゃ絡んできます。
これもシナリオの意外性に貢献している一つですね。
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はじめての相手
そしてパーク内ではガチャだけでなく、素敵な初体験を行える場所も存在します。
奴隷であるパーティキャラはゲーム開始時点では処女を保ってはいますが、
身分から当然まともな恋愛などできそうにありません。
またゲームの進め方によっては、望まぬ方法で処女を散らすこともあります。
そんなわけで、人間的で理想的な素敵な初体験を叶えてみましょうというのがこれ。
そしてはっきり言いまして、個人的にはこのイベントが一推しです。
初体験の前に50000個のアンケートに答えるというとても面倒臭そうなことをやっているのですが、
これをもってしてキャラクターそれぞれの個性を完全に理解した男優が、
ここまで長時間プレイしてきたプレイヤー諸氏の思い描くキャラクター像と完全にマッチした『理想の初体験』を演出してくれます。
これが本当に凄くて、自分の作ったキャラクターをよく理解しシナリオを組み立てているのが伝わってきます。
おまけじゃなくて十分本筋に適応するぐらいの内容を、片や見なくてもいいエッチシーンの中でやっているのです。
本作を購入した方は是非ともこの初体験エッチシーンを見ていただきたいものです。
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男の娘
さて商品説明でもきちんと触れられているこの要素。
自分は「男の娘」の定義に詳しくないのでそちらの話はしませんが、
プレイした感想としての彼は「故あって女性の姿をしなければならないただの男」です。
ただし男性としてみても容姿が凄く可愛いという描写はあります。
つまり元からこういう容姿だったということ。
シナリオ中で女性として扱われることは一切ありません。
※逆に男として扱われてない部分もあります。
一人称も余になっているので、男女どちらでも見られるようになっています。
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して、ドレミファッキングダムでは当然彼のイベントもあります。
内容としても完全にノーマルなのでご安心。
相手は女性だけなので。
「男の娘」を楽しみたい「男」がいると言われて鳥肌立ってますけど。
あとガチャのエッチシーンなのにすっごいシリアスになってるものがあります。
ただ初体験イベントの方は注意。
これだけ「男の娘がふたなりにアナル掘られる」という超上級者向けです。
女体からチンポが生えている明確な描写はありませんけど。
※因みに回避不能なイベントエロでふたなりが一回だけあります。
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しかして、BADENDモードなら話は別。
こちらでは度重なる拷問により完全にメス堕ちしています。
貞操帯をつけられ、無理やり射精を我慢させられ、女体を前にしてどれだけ射精を我慢できるか挑戦させられたり、
屈強な男達にアナルを掘られてだらしなくメスイキしていたり。
私自身は男の娘に全く興味がないのですが、それでも結構エロいと感じるものでした。
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総評:名作
BADENDモードだけが気になり始めた作品ですが、プレイしていると逆にBADENDモードがどうでも良くなってきます。
作品としてはそれだけのめり込ませる魅力があります。
エロシーンを目的にしたい方にとってはかなり長丁場になるかと思いますが、
メインシナリオとエロシーン、どちらにしてもかなり満足のいける作品になるのではないかと思われます。
ただ本当にエロい部分だけが目的ならあまりオススメできません。
私のようにBADENDモードだけやれればいいと思っていたとしても、
完全なBADENDモードを楽しむには最短でも16時間ぐらいかかります。
そしてエロい部分なにそれおいしいの状態になります。私のように。