![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan01.jpg)
痴漢の存在しない世界とは素晴らしいものですね。
女性であれば性被害であり、男性であれば冤罪関係の話。
どちらを恐れる必要がないとは素晴らしいものです。
という話でないのは勿論エロ本の話。
サークル「INS-mode」さんより2022年06月20日に発売されましたこちらの総集編。
過去作4本の詰め合わせセットです。
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan02.jpg)
痴漢というものは存在しない
痴漢というものは存在しません。
例え電車の中で女性が男性に卑猥な行為をされていようと、
それを視認、認識できないのであればそれは存在していないことと同義なのです。
屁理屈かそれはと。
いえ、量子力学における観測理論的なものです。多分。
作者さんも「描いていてよくわかってない」とあとがきに書かれていて
フィーリングで楽しんでくださいと述べられているのでつまり
コマけぇこたぁいいンだよ!
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan03.jpg)
つまりどういうことか
大多数の人間は痴漢されていても認識ができません。
エッチなことをされて身体自体は動くし快感を得ていても、
エッチなことをしている相手を認識できず、
エッチなことをされていると思えないということは、
それはつまり痴漢をされていないということです。
しかし一部の人間は痴漢相手を認識できます。
エッチなことをされているとはっきりわかっており、
相手に対して嫌悪感を抱くこともできます。
ではこれをして「痴漢をされている」と認識できるのか。
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan04.jpg)
いや、他の人は電車内でエッチなことをされているのに
相手を認識していなければ嫌がりもしない。
つまり他の人は自分と同じ行為をされているのに痴漢をされていないと受け取っているということ。
それに違和感を抱いているのは自分だけ。
なら自分がされている「これ」も痴漢ではないということ。
故に、痴漢行為を認識できる人にとっても大衆認識としてこれは痴漢ではないのです。
なお女性が男性に対して自発的に行うエッチな行為は認識できることが第一作で、
痴漢を認識できる人が複数いるかもしれないことは二作目で描写されています。
あと痴漢相手は男性っぽくなっていますが、
正確にはチンポがついている何かだと思われます。
認識できないので。
※二作目以降は痴漢側の「服」がなくなります
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan05.jpg)
個人的お気に入り
お気に入りはDLsiteのサンプルにもなっているは三作目の見開き。
特に左の立ちバックで中出しされた事後みたいになってる子。
舞台を電車から学校に移した作品で、休み時間や授業中にお構いなく犯されるさまが大変エッチ。
認識でないため犯されながら何事も無く朗読する子と
認識できるが故にうまく朗読できない子の対比が良い。
……………………。
まぁ見ようによってはギャグっぽく映るかもしれませんけどね。
感覚的には透明人間モノのAVに近いです。
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan06.jpg)
風紀委員が風紀を守れと言いつつ認識できない痴漢に犯される様にエロスを…
ごめん、私もこれは笑う。
![【漫画】痴漢の存在しない素晴らしいセカイ 感想](/img/Over/2022/2207_tikan07.jpg)
まとめ:痴漢は存在しません
痴漢が存在しない世界は素晴らしいですね。
この言葉も本当に痴漢が存在しない世界が素晴らしいのか
「痴漢が存在しないことになるから自由にエロいことができる」この本が素晴らしいのか
どっちなのでしょうね。
因みに主人公は黒タイツを履いているので毎度破られるわけですが、
認識できない人は電車に乗ると毎度破れる黒タイツってどう思うのでしょうね。
縫合が甘いのか、毎度どっかに引っ掛けてるのか。